水彩・たんぽぽ

三浦半島先端付近で水彩画を楽しんでいるサークルです。

2020年夏:自粛明け作品披露会!

☆講評を追記しました。

☆Akikoさんの絵を追加しました! 

☆Yanagiさんの新作を追加しました!

 

新型コロナウィルスの影響で活動休止していた『たんぽぽ』ですが、本日7月2日から活動再開しました♪

 

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田村先生

 

 

先生と新加入の方を加えた参加メンバー9人、計10人がまばらに配置されたテーブルと椅子につき、会の活動再開を喜び合いました♪

 

まず最初に会代表のAmin.さんから挨拶、市民センター使用の際の注意事項(最下段にコピーを貼りましたので、各自お読みください^^)等が読み上げられ、その後メンバー一人一人が自粛期間中の生活ぶりなどを語り合いました。

 

その後、教室の両サイドに設置されているホワイトボードを使って、いよいよ作品披露の会が始まりました。

 

(今回、各絵に関する先生の講評を中心に、メンバー達の声を記録してきましたので、文字に落とした分から順次、絵と共に掲載していきます。

音声記録の状態があまり良くなかったため、全ての作品について載せることが出来ませんでした。また聞こえにくい箇所は管理人の『想像力』でカバーして(汗)あります。)

 

 

まず田村先生の作品から:

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田村先生

 

 

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田村先生

 

 

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田村先生

 

 

 

 

以下、お披露目された順番に、メンバー達の作品を掲載させて頂きます♪

 

 

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サカ

 

 

 サカ『シーボニアの裏、小網代湾を描きました。』

先生『おおらかな絵で、ご本人がお持ちのものが出ていると思います。絵というのは自分が出ますね。色使いでも空の青、海の青、それにこの赤が効いてますね。さりげなく良い大きさで入っていますので。』

メンバー『必ず人物をいれてらっしゃるような記憶があるのですが。』

先生『人物をさりげなく入れるのはとても難しい。大きさもあるけれど自然体に入ってくるのがすごく難しい。』

メンバー『私は一番下の砂浜がすごく効いていると思いました。』

先生『ここにちょこっと三角形が入っているだけで違いますね。』

メンバー『穏やかな波もいいですね。』

先生『穏やかな絵はサカさん!!(拍手が起こる^^)見る側は空間まで頂く感じなので、すごくステキだと思います。どんどん風景をお描きになってください。』

 

 

 

 

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MAKO

 

 

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MAKO

 

先生『少し左に寄っているので構図もいいです。いい感じに切り取られています。緑も自分で作ってあって、すごくマッチしていますね。秋を先取りしたようになっていますが、柘榴ですね。栗も皆さん描きたいと思ってらっしゃるでしょうが、これ難しいです。中が硬い感じ、外がイガで。こういうのをこれからも練習したいです。秋の感じが出ていて、大きいのが真ん中にボーンときていて、いいですね。』

メンバー『MAKOさん、段々良くて、いいですよね~。』

先生『御自分流が出てこられた、ですよね。前に描かれたユリなど見ると、あ、MAKOさん流になってきている、と。』

メンバー『MAKOさん、開眼。なんか極めてきた感じ!』

先生『長く描いていると絶対自分流が出てきますから。とにかく、どんどん描くこと、です。』

 

 

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MAKO

 

 先生『これも難しい題材ですけど、面白いのはバックの扱いですよね。三角でね。こういうところで遊んじゃってもいいですね。色遊び。

出来ればこのふたつ、同じくらいの重さになっているので、力の入れ具合が同じなので、ちょっと強弱をつけたあげると良いです。心もちこっち(左のボトル)が強いかな、という感じですね。一歩前に出てますんで。複雑な形のこちらにも力が入っちゃってますから。絵はどれを描く時もそうですが、最初に主役を決める。脇は脇役に徹してもらう、そういう描き方をするとよいです。』

 

 

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MAKO

 

 

 

 

 

 

 

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Yanagi

 

 Yanagi『まだ出来上がってないんです。これはまだ葉っぱとか濃淡が足らないかなぁと思います。いつもの自分の絵、ですけどね。光の加減をどう描くのかなぁと思いながら描いています。』

 

 

 

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Yanagi

 

 

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Yanagi

 

先生『踏切の絵って珍しいですね。こういう絵ってなかなか楽しいですね。』

メンバー『こちらの人物もいいですね。すごく自然な入り方で。』

Yanagi『やっぱり最初の方がね、自分ではいいかな、と。』

先生『これもすごくいいですよ。ゴテゴテしてって、おっしゃったけど、後ろの方の手の抜き方がいい感じですんで。これ、あんまり事細かに描いちゃわない方がいいです。

この辺、上手く力が入っています。これがすごく面白いなあと思うんです。全部正直に描くとうるさい絵になりますから、描きたい所を重点的に描いたら、省けるところは省いた法がいいです。』

メンバー『何を省いて、何を引っ張ってくるか、というのは?』

先生『やっぱり自分はここが描きたい、と思ったところが何かある訳ですよね。何を描きたかったのか、と考えて必要のない物は省いて。

この後ろの風景は薄く描かれているので、すごくいいと思います。』

 

 

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Yanagi

 

 

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Yanagi

 

メンバー『メロンパンが美味しそう!』

Yanagi『後ろの本が起きてきてるようで。もっと奥行き感を出したいのですが。』

先生『そんなにおかしくはないですよ。これですと、後ろの方を暗くすると面白いかな、と思います。』

メンバー『眼鏡がいいですね。』

先生『このカップの口ですね。目線的にちょっとズレているので、どちらかに合わせた方がいいですね。他の物からみると、右が合っているので、こちら(左側)をこちら(右側)に近くしたがいいですね。やや上からのぞいている感じなので。

黄色いズッキーニが効いています。』

 

 

Yanagiさん、11月19日付けで新作追加です! 

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  Yanagi

 

 

 

 

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Piroko

 

先生『Pirokoさんはいつも完璧主義だから。いつもいつも描けないと言っているのは、自分が到達したい目標が高いからだと思うんです。』

Proko『本当はここのところ、もう少し濃くしようと思って始めたんですけど、それが嫌になってきちゃって。』

先生『これはね、この茶色の瓶がすごく強いので、どうしてもこれに主役を持って行かれるんですよね。だから絵として難しいんですね。これはドーンとしてて、あとはカラフルな脇役達みたいな感じで仕上げると。

でもかなり、気持ち入ってますね。後は水彩は陰影を強調しちゃうと奥行きも出るし、仕立易いというか。

モチーフ見た時に、こっちが明るい、こっちが暗いというのはとっても大事なんです。だから差があまりない時でも、差を自分でつけちゃうんですよ。決めちゃって。』

 

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Piroko

 

先生『これもね、すごく色が綺麗なんですよね。』

Piroko『色がぼーっとしていた方がいいと皆さんに言われて、そんな風に。』

先生『でもね、こういうハッキリした形のあるものは、ぼーっと仕上げるのは難しいんですよね。例えばお花とかなら、いくらでも自分流にちょっと変えちゃったり出来るんですけど、形があるので、どうしても形とりますよね。そうすると、あまりぼーっとは仕上がらない。だから、そうしたかったら周りをぼーっとさせる。これはしっかり描いて。

これはすごく色が綺麗で、私も好きなんですけど。黄色くて明るいので、後ろの壺とかある所を全体暗くしちゃう。余計にこれが光ってきていいと思います。真後ろだとわざとらしいので、この辺の後ろをちょっと暗くしてあげると、バック含めて、と、ここら辺が光ってくると思います。だから半分は自分で作っちゃうんですね、絵の世界は。

そのまま描くと写実になるばかりで面白くないので、ご自分の世界を作っちゃってください。色、なかなか綺麗です。』

メンバー『優しい感じ。』

先生『出るんです、絵は。』(笑い起こる^^)

 

 

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Piroko

 

Piroko『りんごを描いたりしたのですが。』

先生『リンゴ、いいですよ。これ、さっきのピントしぼりですけど、一番描きたかったところは?

ちょっとバラけちゃっていますが。あとは、このリンゴがどうしても色的に強いので、この位置だとどうしても、これが持って行っちゃう。だからもう少し真ん中に寄せてあげるとか。色すごくいいですよ。』

Piroko『本当はこの籠なんですよね。』

先生『籠が描きたかったんですね。』

Piroko『でも、絵的には、ちょっと引っ込んでしまったんです。』

先生『そうしたら、いつもは籠の目なんてしっかり描かなくていい、と言うんですけど、ここら辺だけ少し力を入れて、籠らしさっていうのかな、籠を描きたいんだ、というのが分かるような描き方されるといいです。ここら辺にピント合わせて。

籠も丸さがありますよね。これをすごく光の差をつけてあげると。今ちょっとここが暗いですけど、ここの明るい、暗いにうんと差をつけるといいですね。そうすると、この籠を描きたかったんですよ、というのが余計出てきますから。ここの色、割と似たような色で描かれてますでしょ。これをね、自分でうんと勝手に変えちゃうんです。例えばこっちはもっとこげ茶っぽく濃くして。だから場所によって色を、色々使っちゃうといいと思います。

あと、りんごね。多分、軸無かったと思うんですけど、こういう場合は入れちゃってもいいんです。』(笑い起こる)『より、リンゴらしさを出して。』

Piroko『いや~、描きたいとは思ったんだけど。』

先生『描きたいですよね。そこは絵ですから、入れちゃって構わないです。』

 

 

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Piroko

 

 

 

 

 

 

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ふゆ

 

ふゆ『これは風邪を引いた紙で。皆さん、風邪を引くとこういう状態になりますので。』

先生『でも、面白いね。』

ふゆ『2月に描きかけて、わんから展用に仕上げなきゃと思って、リビングにずっと置いておいたんです。2~3日前、引っ張り出して描こうと思ったら全部こういう風に染み込んじゃうんです。だから私の好きな滲みが出来なかったんですね。』

先生『これね、思い切って濃いところはグッと濃いのを落としたら、案外面白いのが出来るかもしれない。』

ふゆ『本当はバック、これ失敗したんです。最初になんで気付いたかっていうと、ここに一本線を入れたくて、絵の具を入れたとたんに、あ、風邪引いてるって思ったんですね。それでもう落ちないんですね。ここなども塗るとどんどん染みて、滲ませようとしたんだけれども、全然言うこと聞いてくれなくて、こういう結果になりました。』

先生『結局サイジングが取れちゃっているので、一回落とした色は落ちなくなっちゃうんですね。』

 

 

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ふゆ

 

ふゆ『(風邪引きで)しようがないので、こっちはドライブラッシュ。筆にあまり水を含ませないで描きました。』

先生『新しい手法で、それを活かしたら面白いんじゃないですか。いや、面白いです。ちょっと、こう色鉛筆で描いたような、ね。』

メンバー『荒目ですか?』

ふゆ『荒目です。荒目は風邪を引きやすい?昔、10年くらい前に買った安いコットマンなんか、そんなに風邪引かないです。』

先生『やっぱりデコボコしている分だけ、水とか空気を含みやすいんでしょうね。』

ふゆ『だから皆さんに失敗作で知っていただこうと。』

先生『いや、面白いです。新しい境地で。』

メンバー『どこが失敗作か、意味分かんないわ。』(ドッと笑い声)

先生『風邪引いた紙も、新しい手法にしちゃったらいいですよね。』

 ふゆ『構図的にどこか直しがあれば、先生に言っていただいて。』

先生『いや、無いですね。直しは無いです。』

ふゆ『色気が、つまらない。。』

先生『ガラス物って、リアルに入れていくと、どんどん写実になっちゃうので、これくらいの方が面白いと思いますよ。ちゃんと、トントンと奥へいく距離感がありますんで。

後ろのこういうところを描く時は、却って風邪引いていた方がいい感じに、こう、掠めていくっていうのかな。』

 ふゆ『やっぱり先生がおっしゃったように、絵は描いた直後に8割方キチンと仕上げておく、ということですね。気持ちが違っちゃってくるんですね。特にこんな風に風邪引かせるとね。』

先生『やっぱりね、気持ちがお花を見た時、わ、綺麗だな、描きたいって思った、その時に描いちゃった方がいいです。時間をおいて描くと、今度は、何て言うんでしょうね、作業に入っちゃうんですね。技術に頼って作業に入っちゃう。やっぱり、その時のパッションで描いちゃった方がよいですね。』

 

 

 

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Amin..

 

 Amin.『みんなで行ったソレイユです。あの日は曇っていたんです。だから影なんか全然なくて、どんよりしてたんですけど。次の時、裏口から入って行った時は晴れていたんです。』

先生『天気によって風景はすごく違いますもんね。』

 

 

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Amin.

 

先生『椿は何か一皮剥けたって感じですね。かなり思い切って。これもそうですけど、思い切りが良くなったというか。

色はきついんですけど、この赤い椿ですので、ちゃんと順位がついている。主役は多分ここいら辺だと思うんですけどね。

結局、画面って作っちゃうものなので、構図ですよね。だから、こういうのが(枝のたわみ)すごく効いてくるんですけど。あの~、難を言うと、ちょっとあれですけど、枝が、椿はあんまりこう、タメが効かない。もっとカク、カクっと出てると自然だと思うんですけど。でも全体見た時にすごくいい。

あと、この色っていうのは、触っているうちにどんどん濁りますので、濃くしたいところは最初から濃くする。追加で濃くすると濁ってきます。光と影もそうですけど、最初に見極めるというのがすごく大事なんですよね。だから、絵は描く前の段階で、これをどうやって描きたいかというのを決める時が結構大事です。』

 

 

 

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Amin.

 

 

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Amin.

先生『これはすごく思い切りましたね。でも、これ主役だね。色も素敵ですし。この蓮の実が効いてますよね。

これをこういう風に仕上げたかったのならいいんですけど、いつもの感じでいくと、この裏の二つはちょっとぼやかしてもいいかな。ご本人がどう仕上げたかったか、によりますから。ブラックの絵みたいに構成で作り上げたいと思ったら、別に薄くしなくてもいいです。

これがすごくいいね。こういうところが。また瓶、描きましょうね。

何かお休みの間に思い切りが良くなったみたいな感じがします。』

Amin.『お部屋のおかげです。』

先生『あ~、マイ・アトリエだ。』

 

 参考:

www.artpedia.asia

 

 

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Amin.

 

先生『紫陽花は、Amin.さん?すごいね。同じものにいっぱい挑戦するっていうのは。』

Amin.『庭の紫陽花で、切ってきて生けること出来ないので、庭に植わっている状態で、色はちょっと違うんですけど。一番最初にこれを描いて。これくらいの目線で。これは立って上から目線で。』

先生『花瓶で描いても、お庭で描いても、構図ですよね。どこに一番ピント合わせて描きたいか。真ん中のは割とハッキリしている感じがしますけど、両サイドはちょっと分散してるかなっていう感じします。』

 

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Amin.

先生『描き方にもよるんですよね。周りはちょっとぼやかして描く、みたいにするとよい。左の(絵)も真ん中三つくらいですかね。

で、一応紫とブルーなんですけど、全部同じ色使わなくてもいいんです。だから、ちょっとぼやかしたい所は薄くするなり、影だったら他の色を混ぜるなりしても大丈夫なので。そうやってピント絞りをしていくことですね。バックを含めて。』

 

 

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Amin.

先生『右側のピンクもそうなんですけど、ピント絞りたい、です。』

 Amin.『あの一番大きい、大きさで表したつもりだったんですけど。』

先生『見るとそこですよね。そうなると、他のところを段々とぼやかしていく。隣のくらいは同じでいいですけど、奥は色だけ落ちてる、みたいな感じにすると面白い。構図も出来て来るし、奥行きも出来て来ると思います。この場合はその周り、バック扱いのところが難しいですよね。』

Amin.『これ、塗れなくて。で、こっちは失敗しちゃったので。』

先生『だから、お庭だとしたら、紫陽花描くんですけど、紫陽花だけじゃなくて、こっちに茂みがあるとか、他の物が、暗い葉っぱがあるとか、そういうのも作っちゃたらいいです。そうじゃないと、ここどうしようかなと。』

Amin.『もう、どうしようかな、と手が出せないんです。』

先生『そうしたら、本当にこれが植わっている所へ行って、周りどうなんだろうな、と見てみて、それにも明るい所と暗い所があると思いますんで、意外とそのまま絵になっちゃうみたいなことがあるかと思います。

で、あんまり事細かに描かないところがいいですよね。写実になるので。

写実はね、こんなこと言うと写実好きな方に怒られますが、私あんまり好きじゃない。行く着くところが決まってる、みたいな。写実キチンと描くと写真のような絵になりますよね。

ただね、アンドリュー・ワイエスのような人は別です。あの人はね詩情が入っていますので、ただの写実じゃない。その他は、例えば『ホキ美術館』にあるような絵は、私はあんまり好きじゃないです。本物をそっくりに描いたからって、どうなの?っていう世界なので。それより、自分らしい絵を、同じ紫陽花描いても、十人十色。その方がずっと面白いので、ご自分の色、ご自分の構図、そういうのをどんどん追及してください。

 

 参考:

www.pinterest.jp

 

  

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Iku

 

Iku『これは自粛期間中の3月に描き始めたのですけど、ちょうどマーガレットとデモルフォセカが花盛りだったので、部屋で描きました。あの時期はやる気がなくて家に籠っていたので、ちょっと気持ちを切り替えたいなと思って。

この後ろのボトルは何かっていうと、家に籠っているとやたらとレモン水が飲みたくて、炭酸水を買い込んでしまって。今でもいっぱい溜まっているんで、今度ボトルだけ描いてみようかと思ってるんですけど。自粛期間中の思い出として。

ボトル並べて黄色で揃えてみました。ここに何かあった方がいいかな、と思ってプラスティックの歯磨き用のマグを置いてみました。』

先生『ここの作りが面白いですね。』

Iku『本当はこちらにもデモルフォセカが花瓶に入ってたんですけど、描くとうるさくなるので、花だけ描いてみました。』

先生『臨機応変に出来るっていうところが、描き込んでいるっていうことですよね。普通はもっと描いちゃう。ご自分の世界があるという。』

Iku『もうちょっと幻想的な絵にしたかったんですけど。まだ全体に薄くて。この辺、濃いところを入れた方がいいのかな。グラスのところも。』

先生『でも、これでいいかもしれない。光あふれている感じが。妙に暗いところを作っちゃうと、それにならって他も触っちゃうような気がするので。これは、いいかもしれないですよ、無理に暗い所作らなくても。

例えばね、ここに自然にあしらったのを、後ろ暗くすると浮き上がって、これは何なの、みたいに余計なっちゃう。このくらいで済ませておくと、バックと上手く合体しているので、気にならないから、この方がいいです。』

 

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Iku

先生『これも存在感がすごいですね。』

Iku『家でおとなしくしていて、緊急事態宣言が解除されそうだっていうニュースが流れた時に、何かちょっと心が明るくなって。』

メンバー『これスーパーのじゃないでしょう?こんな根っこがついてて。』

Ikuいなげやさんので、あやめ雪カブっていう名前が付いてて。で、この一週間後くらいに行ったら、葉っぱがとれたのを売ってました。だから運よく、ちょうどいい時期に行ったようでした。たまたま抜いたままのを売ってたんです。』

先生『ラッキーでしたね。「描いて」って言ってたんですね。』 (笑い)

Iku『ちょうど気持ちが表向きになってきた時に出会ったので、食べ物というより、描く材料になるかな、と思って。』(笑い)

先生『本当に立体感もあるし。これね、効いているのは、ここなんですね。この色。画面全体としてみると、これがないとね。だからバックってすごく大事なんです。』

Iku『この色、すごく悩んで。初めカブの赤と似たような色にしようかな、と思ったんだけど、そうすると全体に何か、同じで。で、ちょっと濃くしようと思って。』

先生『そう、これすごく難しいですよ。難しい色、思い切って濃く入れられたところが、すごくいいと思いますよ。あと、画面の構成ですが。』

Iku『これは新聞紙で、文字は省いて。ここに「コロナの悪者」とか書いてある週刊誌の宣伝が載っていて。』(笑い)

先生『モチーフがこれだけドーンとしているので、入れなくていいですよ。かえってこの方が画面がきれいです。』

 

 

 

☆7月16日に撮らせて頂きましたAkikoさん制作途中の絵を追加致します!

京都東福寺の境内とのこと。仕上がりが楽しみです!

 

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今年3月からの入会予定が、活動休止だったために7月まで延びてしまっていた方が一名、新たにメンバーに加わりました。一緒に楽しく絵を描く仲間が増えて、皆張り切っています。今後の作品の紹介をお楽しみに! 

 

 

次の例会は7月16日。

テーマは『夏を描く』。夏野菜、トロピカルフルーツ等を描く予定です。

 

 

最後に『新型コロナウィルス感染拡大防止ガイドライン』を貼りました。初声市民センター利用時のルール等、大切な伝達事項が載っています。

利用する前にご一読頂きますようお願い致します。

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